乳がん告知はスタートライン

切ってしまえば終わりだと軽く考えていた乳がん。乳がん告知はスタートラインにたったにすぎない。その後再発、再々発。ただいまホルモン療法継続中。治療のこと、お金のこと、気の持ち方で大きく変われることなど、私なりに体験したことを書いていくブログです。

3回の乳がん手術 入院時おすすめのパジャマは? 「ゆかた」はいけません

何度か入院をすると、パジャマ選びも上手になる。

私の入院した病院は、当時(7年前)は術後には「ゆかた」を指定された。

「ゆかた」ならば、先生や看護師さんが前をさっと開くことができるからである。

私は「ゆかた」を準備して入院した。

ところが、この「ゆかた」で大変な目にあったのである。

 

 

 何が起こった!左腕が動かない!?

 手術前に家族には、枕元に携帯電話とiPadを置いておくように頼んでおいた。

 

術後、深夜(だと思う)目が覚めた時、自分がどういう状態になっているのかわからなかった。

左手が動かない。何が起こった?

時間をかけて、状況を把握することにした。

どうやら私の左腕には、点滴の針が刺され、何かいろんな管が取り付けられているようだ。

右腕は動かせるのだが、左頭上においてあるナースコールまで手が届かない。

 

何が起こった!

 

「ゆかた」の袖の上からマジックテープらしきもので止めてあるので、左腕は固定されてしまって腕が動かないのだ。

身八ツ口(着物のわきの開いている部分)のあるものならいいのだが、Tシャツのように袖とわきが縫い付けてある「病人用のゆかた(ガーゼのやつ)」これはいけません。拘束されます。

 

取り付けてあるいろんな管などに支障がないように、右手で少しずつ浴衣の袖を時間を掛けて引っ張り出し、なんとか腕が動かせるようになった。

 

えっ?枕元にiPadも携帯もなんにもない。

 

明け方、看護師さんが来られたときに、開口一番

「iPadと携帯をバックから出してください」だった。

携帯は家族が持って帰っていた。

 

手術の翌朝、病院から仕事の指示を出すことになっていた。

携帯がない。
iPadはバッテリーがあと8% おなかの上にiPadを載せ、右手の人差し指1本で、なんとか朝までにメールを打ち終え、送信することができた。(wifiモデルでなくてよかったと心から思った。当時、病室にはwifiは飛んでいなかった)

 

「ゆかた」はいけません。それでも「ゆかた」着用と言われたら、次回はお願いしておこう、「袖をまくって、血圧計は素肌に巻いてください」と。

固く心に誓ったものである。

 

2回目乳がんの手術。はたして枕元にiPadはあるのか?

 また、その次の手術をすることになったのであるが、前回の教訓をいかすべく看護師さんにお願いしようとしたところ、
「これに着替えてください」と手術着を渡された。

「ゆかた」のように前は打合せになっていて、袖は半そで。肩から袖口までマジックテープが付いている。

そうなのだ、袖を開けるようになっていた。

何も心配することもなく、2回目の手術後には、家族がちゃんと枕元にiPadとスマホと充電器を置いてくれていた。
深夜には、点滴などいろいろと管はついていたが、ちゃんと動く腕で、枕元のiPadを自力でつかんで音楽などを聴きながら朝を迎えた。

 

その後、また入院することになるのであるが、

まず、手術後のパジャマは、病院指定だったので心配なし。

 

空調が効いている病院おすすめのパジャマ?

 病院は、夏冬関係なく空調が効いているので、

 パジャマは上が長袖と半そで、そしてズボンというセットがいい。

 

私の場合は乳がんの手術したわけだから、やはり前開きを準備した。

 上着は膝位まである、長い丈のものがよかった。

 というのも、上着が長いとズボンをはかなくても、なんとか大丈夫だし、着替えるときも人目も気にならない。

 

冬だからといって、厚物パジャマにしたりすると、暑すぎたりするので、薄手のパジャマに何か羽織るもので調整したほうがいいかなと思う。  

マタニティ用のパジャマのパジャマは意外と便利!? 

 これも意外とよかった。

 ズボンはおなかの大きさが変わる妊婦さんのために、ゴムで調整できるようになっていて、とても楽。これは、おなか周りの手術をされる方にもいいんではないかなと思う。
ガーゼや包帯などで、ウエストが太めになっている方にもウエスト調整できるのでおすすめ。

 

あと、前身ごろ左右にスリットが入っていて(授乳口)、スナップで止めるようになっているのは、授乳用のため。

 

ただ、授乳はしないが乳がんの手術をした私にとっては、前のボタンを開けなくても、横から手を滑らせていれることができるので、これはとても便利だった。

 

 

少し落ち着いたら、Tシャツとスエットパンツなどもおすすめ。リハビリするときなどは、はだけるのを気にせずに動けるし。

 

おわりに

最後に、年不相応なパジャマにすること。(当時56歳)
年相応に無難なパジャマにすると実年齢より老けてしまう、身も心も!

あえて、普段着用しないようなものを選んでみた。

ワンピースの「チョッパー」(実はワンピースなど全く存じ上げぬのですが)柄のパジャマは、よそのお見舞の子どもさんや看護師さんからかなりウケた。

ポケットから頭を出している黒猫のアップリケなど

患者さんや看護師さんとも仲良くなれるきっかけになる。

 

どうせなら、少しでも明るい入院生活を送りたいから。

 

 

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