私は、3度の乳がん手術をしている。
2012年、左右両方に乳がんが見つかり、温存術で手術をした。術後、放射線治療。
2014年、左腋窩リンパ節郭清の手術。術後、抗がん剤治療。
2017年、左胸側部に乳がん再発、左胸に皮膚がん。術後、抗がん剤、放射線治療。
最後の放射線治療が終了して2年が経とうとしている。
今は、3か月ごとの検診とアリデミックス(ホルモン剤)の服用。
4月に検診の予約を取っていたが、新型コロナの感染を考え、私の判断で延期をしてもらったので、今の数値的な状況は分からない。
最初に乳がんの告知を受けて8年になる。
今の状況を書いてみることにする。
指のこわばりは8年間継続中
手足の指先のしびれ、こわばりと感覚が鈍いのは最初の術後「アリデミックス」を服用し始めてからずっと続いている。
途中、2回目、3回目の再発のための手術後の抗がん剤などの治療中は服用を中止していた。
その間は指先のこわばりなどは軽減していたように思う。
服用を再開し始めるとこわばり、感覚の鈍さが出てくるので、「アリデミックス」の副作用だと思う。
8年も経つと、しびれ、こわばり、感覚の鈍さもそれが当たり前の感覚になってしまっている。
「アリデミックス」の服用期間は5年だが、私の場合は、1年8か月と3年9か月で再発しているので、また一からの飲みなおしである。
副作用+加齢による老化もあり、
・ペンやお箸など、同じ角度を続けていると、筋がつる。足の指も同じく。
・指先の感覚が鈍っているので、キーボードのブラインドタッチなどはミスタッチが増えたが、動かし続ける動作に対しては筋はつらない。(マウスは握り閉めると人差し指がつる)
・指先に力が入らないので、ペットボトルの開栓、ビニール袋の開封などは素手ではできない。
ハサミやシリコンの滑り止めなどを使用している。
放射線治療による副作用
治療終了後数か月のうちに現れる副作用としては皮膚炎, 倦怠感(けんたいかん),放射線肺臓炎などがあると言われたが、私は皮膚炎だけだった。
その皮膚炎がいまだに続いている。
1度目の乳がん術後の放射線治療は左右両方だったが、日焼け程度で済んだ。
3度目の乳がん術後の放射線治療が、先生も「やらないという選択肢もあります」と言われただけあって、皮膚炎にはいまだに悩まされている。
放射線を照射した部分は皮膚が薄くなり、乾燥とかゆみがでるそうだ。保湿剤とかゆみ止めの飲み薬を処方してもらっている。
抗がん剤後の放射線と皮膚のかぶれ
2回目の術後の抗がん剤の副作用として紫外線アレルギーを発症した。
素手でハンドルを握って運転したところ、紫外線が当たった部分がかゆくなったのだ。
皮ふ科を受診すると「肌を出さないでください。一度なると治らない」と言われたが、翌年には治っていた。
もともと乾燥肌で、冬場に背中に湿疹がでることはあったが、かぶれることはなかった。
しかし、放射線治療を終えて2年がくるが、いまだに胸だけではなく、全身に湿疹が出てきて治らない。
ときどき、赤くかぶれたがようになる。
それは、お腹であったり、顔であったり。
全身の皮膚が敏感になっている。これはもうずっと付き合っていくしかないかなと思っている。
いままで着用していた下着などもタグやレース、縫い目などがあたる部分にかぶれや湿疹が出るようになった。
いま、すこしずつ綿製品に替えつつあるところだ。
剥がれた親指の爪
3か月に一度くらいの割合ですこしずつ爪を切っている。
生え変わったが、黒く、分厚くなっていて元のようにはならない。
ただ、左足の爪を見ると爪半分で段ができ厚みが違う。あと2年くらいで全部が生え変わるのかも知れない。先は長い。
膀胱炎と頻尿
私は抗がん剤の治療中は、いつも膀胱炎になる。
トイレを我慢すると膀胱炎になるという強迫観念からか、異常にトイレに行く回数が多い。
というのも、在宅で仕事をしているので、いつでもトイレに行くことができる環境にある。
少しでも尿意を感じるとすぐにトイレに行ってしまう。
1人でいる時には15分に1回くらい。誰かがいる時には、1時間くらいは我慢ができる。
一度病院に行ってみようかと思っているところだ。
「明るい乳がん患者」は継続中
それでも、毎日ワクワクすることを探しながら、毎日を過ごしている。
いつもお読みいただきありがとうございます。
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